コラム

新聞をとっていますか?

70過ぎの年配の方に問われた。

正直にとっていない。ニュースはネットで見ているのみと回答した。

その方もネットでニュースをとり新聞を読まなくなった世代は承知していたが、一言1面コラムだけは読むように勧められた。

曰く、コラムで世の中の流れや身近なテーマが簡潔にまとまっており、理解する、それを更に他人に説明するのに大いに役に立つとの事。

なるほど、コラムとは1面の隅に申し訳なさそうに居座る文章と認識していたが、確かにたまに新聞を読む際に読んでしまうことが多い。

たいてい、1分後には忘れているような読み応えであるが、本題に絡んだうんちく等、読むに越したことはないだろう。

新聞の1面コラムと言えば、朝日新聞天声人語が有名であるが、他の新聞社ではどのようなものがあるのか、全人類の参考文献ウィキペディアに確認してみたが、結果は、天声人語のみで、それ以外は産経新聞のページの下部に産経抄というコラムがある旨が記載されていた。

グーグルで調べてみたが、何かしらはヒットするが、これは1面コラムなのか、社説のタイトルなのか、他まとめサイトもあったのだが、信頼性も乏しく仕方なく、図書館に向い大手5紙の1面コラムを確認してみた。

朝日新聞天声人語

毎日新聞…余録

読売新聞…編集手帳

産経新聞産経抄

日本経済新聞…春秋

以上が1面コラムのタイトルである。

また、毎日新聞の余録はネットで無料で公開されている。

ネットでは横書きであるが。丁寧に▲で本紙での縦書きの改行位置まで記されている。

内容は同じであるが、ネットのモニター越しでの横書きと紙媒体の活字での縦書きを比べてみた。

ハッキリとは断定できないが、同じ内容にもかかわらず、視覚に飛びこむものが違うようにも感じ、これは読解力も差が出るのではないか。

今回ネットでは調べるのが困難だったので、図書館に行って全紙を確認するという足を使って調べるアナログな方法に頼った。

昨今、大手検索サイトも関連性が薄いサイトか内容の薄いまとめサイトばかり引っかかり辟易しているが、「紙媒体の活字」・「足を使って調べる」これがまだいきているのも確かである。